勘でレトロゲームレビュー(第24回)「デビルワールド」
子育て奮闘中の主婦チアシードママと申します。
ファミコンのパッケージ写真を見て勘でゲームのレビューを投稿させていただきます。
お付き合いのほどよろしくお願いします。
今回ご紹介するタイトルはこちら「デビルワールド」です!
一目見ただけで感じ取ることができる、まさに悪魔の世界。
右下のそら豆くんはなにか怯えた顔をして、頬張っていたキャンディを吐き出し、頭からは十字架が出ちゃっています。
私も、頭から十字架が飛び出ちゃいそう!と思ったことはありますが、当然実際に飛び出したことはありません(頭から十字架が飛び出る人を知っていたら紹介してほしいくらいです)。
ティッシュが散り散りに投げ捨てられた謎の場所。
もう少し片付けてみては?と言いたい気持ちをグッと堪えて話を進めます。
このゲームの舞台はどこなのだろう?と考えた方のために解説を。
1、そら豆くんに似た赤いタクシー。
日本では赤いタクシーをあまり目にしませんよね?だいたい黒のイメージです。
香港ではタクシーの色ごとに営業地域が決まっています。
赤いタクシーは香港のほぼ全エリアに行く事ができる万能色なので、他の青、緑と比べて値段が少し高めに設定してあります。
2、散乱されたティッシュ
香港ではほとんどゴミの分別をしません。
ティッシュを散乱させたのは、ゴミの分別をしていないことを示唆したものと思われます。
3、頭から出た十字架
香港の浙江省では、2015年に1000を超える教会から十字架を撤去し、キリスト教の取り締まりが行われた過去があります。
以上から、このゲームの舞台は「香港の浙江省」となります。
では、その場を覗き込むようにしている黒い悪魔の正体は誰か。
2015年に浙江省でキリスト教弾圧運動を主導した夏氏である可能性が高いと思われます。
頭から十字架を出しているのは、弾圧から逃れようとする信者の姿です。
ですので、このパッケージは、
信者の方が、その時の弾圧されていく世の中を「デビルワールド」と称したもの。
となります。
当時、このゲームが2015年の香港を舞台にしたものだと気づいていた方がどのくらいいたでしょうか?
前回レビューした「アーバンチャンピオン」とは打って変わって、メッセージ性の強い作品でしたね笑
ではここで豆知識をひとつ。
豆知識の豆とは、植物の「豆」のことではなく、豆のように「小さい」という比喩のことなんです^^
ゲーム内容の答え合わせと、レビューしてほしいゲームも募集しておりますので、ぜひコメントでお知らせください。
ご覧いただきありがとうございました。
それでは、第25回のレビューをお楽しみに!!